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通訳の質が入管手続の結果を左右する理由

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通訳の質が入管手続の結果を左右する理由

通訳の質が入管手続の結果を左右する理由

2026/08/12

入管手続の場では通訳を介したやり取りが行われることが多く、その通訳の質について意識したことがない方も多いのではないでしょうか。しかし、違反審査や口頭審理といった場面では、通訳を通じて伝えられる内容が、そのまま判断の基礎となる事実として扱われます。通訳の正確性が手続の帰趨に直結し得るという点は、見過ごされがちですが重要な視点です。本記事では、この点について整理いたします。

本記事の要点

  • 違反審査や口頭審理では、通訳を介して伝えられた内容が判断の基礎になります。
  • 通訳の不正確さは、事実関係の誤った認定につながるおそれがあります。
  • 監理措置決定の申請など各種申請の場面でも、正確な意思疎通が前提となります。
  • 通訳を介したやり取りに違和感がある場合、早めに指摘することが望ましいといえます。

なぜ通訳の質が重要な問題なのですか

違反審査や口頭審理では、対象者本人の供述や主張が、入国審査官や特別審理官による判断の基礎となります。しかし、対象者が日本語での意思疎通に不安を抱えている場合、これらの供述や主張は通訳を介して伝えられることになります。通訳の内容が正確でなければ、本人が伝えたかった事情と、記録される内容との間にずれが生じ、そのずれがそのまま事実認定の基礎とされてしまうおそれがあります。通訳の質は、手続の背後にある技術的な問題にとどまらず、手続の結果そのものに関わる問題です。

通訳を介したやり取りでどのような点に注意すべきですか

通訳を介したやり取りにおいては、専門用語や法的な概念が正確に伝わっているか、供述の細部までニュアンスが失われていないかといった点に注意を払う必要があります。監理措置決定の申請、報酬を受ける活動の許可申請といった各種申請の場面でも、申請書類の内容や必要書類について正確な理解を得ることが前提となります。通訳を介したやり取りの中で違和感を覚えた場合には、その場で確認を求めるなど、早めに対応することが望ましいといえます。

通訳の問題に気づいたときはどうすればよいですか

手続の中で、伝えたはずの内容が正確に反映されていないと感じる場面があれば、その違和感を放置せず、早い段階で指摘することが重要です。特に、違反審査や口頭審理のように、供述の内容がそのまま判断の基礎となる場面では、後になって誤りに気づいても訂正が難しくなることがあります。弁護士が関与する場合には、通訳を介したやり取りの正確性についても、事案の進行に応じて確認しながら進めることが求められます。

当事務所のご案内

当事務所は、入管手続と刑事弁護の双方を扱う法律事務所でございます。いずれか一方だけでは依頼者の在留を守りきれない場面が多いためでございます。

行政庁の措置について処分性を正面から認めさせた高等裁判所判決を得た実績がございます(令和6年6月26日大阪高等裁判所判決)。行政の判断を司法の場で争う経験を重ねてまいりました。

冤罪により不法就労助長罪に問われた依頼者を救済するため、責任主義・過失責任主義の射程を問う訴訟を提起し、現在も争っております。刑事の議論を入管手続へ架橋する試みでございます。

外国人の方の事件では、刑事手続の結果がそのまま在留の可否に直結いたします。執行猶予判決を得ても退去強制事由に当たりうる類型がありますので、当事務所は起訴前の段階から不起訴処分の獲得を最優先の目標として弁護方針を組み立てております。

当事務所には外国人事件に精通した中国語専属通訳が常駐しており、ご本人・ご家族との打合せから入管への同行まで対応いたします。捜査機関が指定する通訳とは立場を異にし、依頼者ご本人のために動く通訳でございます。手続は松村大介弁護士が全工程を直接担当いたします。

※ 上記の解決事例はいずれも個別の事情を前提とするものであり、同じ結果をお約束するものではございません。

初回相談は無料でございます。ご家族からのお問い合わせも承っております。

おわりに

通訳の質は、手続の周辺的な問題ではなく、判断の基礎となる事実そのものに関わる重要な要素です。違和感を覚えた場合には、早めに指摘し、正確な意思疎通のもとで手続を進めていくことが大切です。本記事は一般的な解説であり、個別のご事情については弁護士に直接ご相談ください。

本記事は2026年8月時点の情報です。

執筆者

松村 大介(まつむら だいすけ)/弁護士

第一東京弁護士会所属(登録番号:59077/2019年登録)

舟渡国際法律事務所(東京都豊島区高田三丁目4番10号 布施ビル本館3階)

中国籍の依頼者を中心とする外国人刑事弁護・入管手続を主たる注力分野とする。

覚醒剤取締法違反(営利目的所持)での無罪判決獲得、特殊詐欺事案での不起訴処分獲得、難関とされた在留特別許可の獲得等の解決実績を有する。

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ウェブサイト:https://matsumura-lawoffice.jp/

微信ID:matsumura1119

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