逮捕直後の最初の48時間:何をすべきか、何をしてはいけないか
2026/08/06
黄金時間の使い方で人生が変わる
警察は、あなたを連行しました。取り調べ室に。暗い部屋。長い机。対面する警察官。
この瞬間、多くの外国人被逮捕者は、パニック状態に陥ります。言語が分からない。法律が分からない。何をしてもいいのか分からない。
その結果、彼らの多くは、最悪の選択肢——認罪——を選びます。
しかし、逮捕直後の48時間から72時間は、人生を変える可能性を持つ「黄金時間」です。この時間に何をするかで、あなたの人生が決まります。
あなたの権利を知る:
日本の法律は、被逮捕者に対して以下の権利を保障しています:
1. 黙秘権 — 何も言わない権利。これはあなたの最大の武器です。 2. 弁護人の選任権 — 警察に対して「弁護人に会いたい」と言う権利。 3. 翻訳の提供 — 日本語が分からなければ、翻訳者を要求する権利。 4. 1回の電話 — 外部に連絡を取る権利(警察が制限することもありますが)。
最初の48時間に絶対にしてはいけないこと:
1. 認罪する — 「やりました」と言ってはいけません。警察は自白を求めます。しかし、自白は後で覆すことができません。 2. 詳細を説明する — 「どんな状況だったのか」を説明してはいけません。後で自分に不利になります。 3. 証拠を指し示す — 警察が「この証拠を見てくれ」と言っても、応じてはいけません。 4. 調書にサインする — 調書は警察が作成したもので、あなたの言葉を正確に反映していないかもしれません。
最初の48時間に絶対にすべきこと:
1. 黙秘を貫く — 「弁護人が来るまで何も言いません」と繰り返す。 2. 弁護人を要求する — 「当番弁護士を呼んでください」と何度も言う。当番弁護士は無料です。 3. 翻訳者を要求する — 日本語が分からなければ、翻訳者なしで取り調べを受けてはいけません。 4. 身体拘束の理由を聞く — なぜ自分が逮捕されたのかを明確にする。
弁護人が来た時に伝えるべきこと:
1. あなたの正確な外国人身分 — ビザの種類、在留期間、在留資格の詳細。 2. 現在の就職先または学籍 — 就労ビザなら企業名、留学生なら学校名。 3. 日本での家族構成 — 配偶者や子どもがいるか。 4. 中国(または本国)での家族状況 — 高齢の親、未成年の子などがいるか。 5. 前科・前歴 — 過去に日本で逮捕されたことがあるか。
弁護人の最初の戦略:
1. 在留資格への影響を評価する — 最重要です。 2. 不起诉処分の可能性を検討する — 起訴されなければ、有罪判決はありません。 3. 保釈金での身柄解放を試みる — 初犯であれば、保釈が認められることがあります。
実例:正しい初動対応が人生を救った
ペルー籍の男性が、飲食店での傷害事件で逮捕されました。被害者は数針を要する怪我。警察は被害者の証言から「傷害罪」での起訴を目指していました。
警察の取り調べで、警官は彼に「被害者に謝罪すればいいんじゃないか」とほのめかしました。彼はこれを認罪のシグナルと受け取りかけました。
我々が弁護人として介入した時、彼はまだ認罪していませんでした。黙秘を貫いていたのです。
我々は以下を実行しました:
1. 被害者が実は最初に彼に暴力を振るったこと(正当防衛の余地)を明確にした 2. 被害者の医学所見(怪我はそれほど重くない可能性)を確認した 3. 目撃者の証言を収集した
結果、検察官は傷害罪ではなく「暴力行為等処罰法違反」での起訴を見送り、不起诉処分となりました。彼の在留資格は保全されました。
外国人への最後のメッセージ:
逮捕は人生の終わりではありません。正しい初動対応が、すべてを変えます。
最初の48時間、黙秘し、弁護人を要求してください。その先の可能性は、そこから開かれます。
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