警察に逮捕されたら最初にすべきこと:48時間の重要性
2026/08/06
黙秘権・弁護人選任・翻訳要求のタイムリーな実行が人生を左右する
警察の取調室。長机。対面する警察官。不安。恐怖。
この瞬間、あなたは人生で最も重要な選択を迫られています。何を言うか、何を言わないか。その選択が、あなたの将来を決めます。
被逮捕者に保障される基本的権利:
日本憲法と刑事訴訟法は、被逮捕者に以下の権利を明確に保障しています:
1. 黙秘権(刑訴法39条)— 何も供述しない権利 2. 弁護人選任権(刑訴法34条)— 弁護人に会う権利 3. 翻訳提供権(刑訴規則56条)— 外国人は翻訳を要求できる 4. 電話連絡権(刑訴法39条5項)— 1回の通話をする権利
しかし、多くの被逮捕者は、これらの権利を知りません。そして、知っていても、恐怖や圧力から、権利を行使できません。
逮捕後の48~72時間の流れ:
第1時間~6時間:警察による身体拘束と初期取調べ
警察は、逮捕理由を告知し、取調べを始めます。この段階では、警察の権力は最大です。あなたはまだ保釈の対象ではありません。
第6時間~24時間:検察庁への送致
警察は、逮捕後48時間以内に、あなたを検察庁に送致しなければなりません。この段階で、検察官が「勾留」(さらに身体を拘束すること)を求めるかどうかを決定します。
第24時間~48時間:勾留審問
裁判官が検察官の勾留請求に対して決定を下します。多くの場合、勾留が認められます。
第48時間~72時間:再取調べまたは釈放
この時点で、あなたはようやく弁護人と自由に相談できるようになります。もしくは、保釈金を支払って釈放されることもあります。
最初の48時間に絶対にしてはいけないこと(再論):
1. 認罪する — 「やりました」と言うな。後で「強要された」と主張しても、自白は証拠として残る。 2. 詳しく説明する — 警察は、あなたの言葉を自分たちに都合よく解釈する。 3. 調書にサインする — 調書は警察が作成したもの。あなたの言葉と異なる可能性が高い。 4. 被害者への「贖罪の気持ち」を語る — 警察はこれを認罪の証拠として使う。
最初の48時間に絶対にすべきこと(再論):
1. 黙秘を貫く — 「弁護人が来るまで何も言いません」と繰り返す。 2. 弁護人を要求する — 当番弁護士は無料。何度も要求する。 3. 翻訳者を要求する — 日本語が十分でなければ、翻訳なしで取調べを受けるな。 4. 身体拘束の理由を明確にさせる — 何の罪で逮捕されたのかを正確に理解する。
弁護人が選任された後:
最初の弁護人面会時に、以下を伝える必要があります:
1. あなたの外国人身分全般 — 在留資格、有効期間、就職先などの詳細 2. 日本での家族状況 — 配偶者、子ども、身元引受人 3. 経済状況 — 保釈金を支払えるか 4. 本国での家族状況 — 親、配偶者、未成年の子など 5. 前科前歴 — 過去の逮捕・起訴歴
弁護人が最初にすべきこと:
1. 在留資格への影響評価 — 最優先課題 2. 不起诉処分の可能性検討 — 起訴回避が次の目標 3. 保釈金での釈放申請 — 身体拘束を解く 4. 中国当局への対応相談 — 本国への通知リスク評価
実例:黙秘が人生を救った
ブラジル籍の男性が暴力事件で逮捕されました。警察は彼に、被害者への暴力を認めるよう何度も促しました。
彼は黙秘を貫きました。それは正しい判断でした。
後の調査で、防犯カメラが実は被害者が先に彼に暴力を振るったことを明確に示していました。彼が詳しく「自分の行為」を説明していたら、この映像証拠は軽視されていたでしょう。
最終的に、彼の黙秘とカメラ証拠により、正当防衛が成立。不起诉処分となりました。
外国人被逮捕者への最後のメッセージ:
逮捕は終わりではありません。最初の48時間を正しく過ごすことが、人生を救います。
黙秘する。弁護人を要求する。翻訳を要求する。この3つを貫いてください。
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