外国人が逮捕されたら強制送還される?
2025/09/05
本日はよくあるご質問にお答えします。
外国人の場合には、日本で適法に滞在するためには在留資格の問題を切り離すことはできません。
外国人が刑事事件に巻き込まれてしまった場合に、在留資格を失う場合の典型例は、一定の犯罪の場合で「執行猶予判決」以上の刑事判決が「確定」した場合です。
「逮捕」は刑罰ではありませんが、その先の有罪判決を受けることで一定の場合に在留資格を失う法的仕組みになっています。
ただし、有罪判決を受けてしまった場合でも、必ず強制送還になるわけではありません。
「在留特別許可」という制度により、本来は強制送還の対象者であっても、日本に滞在することが認められる場合があります。
在留特別許可の判断は、様々な事情が総合的に判断されることになります。
日本での滞在期間が長かったり、配偶者が存在すること、配偶者との間に実子が存在すること、初犯であること、執行猶予判決であること等の事情を考慮して、在留特別許可が付与されることになります。
とはいえ、逮捕されてしまった最悪のケースは刑事事件で有罪判決を受け、それが強制送還の手続きにリンクする可能性があることです。そうならないよう、逮捕されてしまった場合には、不起訴処分を獲得するよう全力で弁護すべきです。
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